これは事務所で誰もが見たことのある、定番デザインの片袖デスクになります。
一般的な呼称として旧JIS 5号と呼ばれるものです。
旧JISとは、戦後占領軍であるアメリカが自国より持ち込まれた規格のようで、昭和の高度経済成長時代この規格で製造されたデスクがオフィスの中心にありました。
旧JISデスクには以下の様な規格サイズがあります。
■片袖タイプ
5号 W1060mm×D730mm×H740mm
6号 W1060mm×D635mm×H740mm
7号 W915mm×D635mm×H740mm
■両袖タイプ
1号 W1525mm×D760mm×H740mm
2号 W1460mm×D730mm×H740mm
3号 W1370mm×D635mm×H740mm
旧JISにもいろんなサイズが有りますね。
特徴としては、天板までの高さが740㎜ということです。
1976年の新JIS規格により現在のデスク標準高は700㎜になっているので、新旧デスクを並べて使う際は高さ違いにならないよう注意が必要です。
新JIS規格は背の低い日本人に合わせた結果なのかもしれません。
また、天板サイズにも違いがあるので、私がオフィス家具業界で働き始めた30年ほど前は、新・旧JISが混在していた時代でデスクマットの注文の際はサイズを間違えないようにメジャー必携でした。
あと、旧JISデスクは足掛が付いているのも特徴です。
このことを意識して使用されている方は少ないかもしれませんね。
平成になってパソコンや電子機器類を机上に置くようになったことで、ケーブル配線穴の無いこのタイプのデスクは使い勝手の点で選ばれなくなっているようです。
そんな旧JISデスクですが、現在はまったく要望が無いかと言うと、そうでも無く今でもこのサイズをお求めのお客様が少なからずいらっしゃいます。
そんなわけで、当店では出来るだけ在庫するようにしております。